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Cross Road 
第45回 スポーツマネージメント 文/吉田 良治


 3月に新しい著書『日本の大学に入ると、なぜ人生を間違うのか(アメリカの成功者たちが大学時代に学んでいること)』が、PHP研究所より刊行されました。
           
 出版社:PHP研究所
 著者:吉田 良治
 単行本(ソフトカバー): 255ページ
 価格:1620円(税込)
             








 そしてほぼ同時進行で執筆していたスポーツマネージメントの本も、今月無事執筆を終えました。このコラムが掲載されるころには校了のめども立って、来月にはこちらも刊行となるかと思います。正式な本のタイトルはまだ決まっていませんが、本の中身はスポーツマネジメントに関するものですので、スポーツマネージメントという文言はタイトルで使われる予定です。
 今回の執筆の趣旨は来年度に大学でスポーツマネージメントの授業をすることになっており、その教科書として使用するのと、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた提言とした意味合いもあります。5年後日本がスポーツで何を価値として世界に示すのか?メダルの数しかその答えを持たなければ、恐らく今回のオリンピック・パラリンピックを日本で開催する価値は薄れます。近代オリンピック創立者のピエール・ド・クーベルタン男爵が残した名言『オリンピックは勝つことではなく、参加することに意義がある』は、いわばオリンピックの基本精神でもあり、この言葉に見合う価値を創造し、世界に示すことが重要です。
 今回はアマチュアスポーツである大学スポーツを中心に、その価値の創造の考え方をお示ししています。特に人材育成としては、大学は単にメダリスト獲得のための養成所という意味合いだけでなく、社会に役立つ人材を輩出することも同時に行うことが重要です。
 今月朝日新聞から、大学の学生アスリートの学業状況の実態調査を基にした、特集記事『文武両道へ 探る大学(運動部の支援 共同調査)』が掲載されました。大学である以上スポーツの前に教育が先に来るのが当たり前ですが、日本の大学では文武両道という言葉は風化し、スポーツさえしていれば学業を疎かにしても許される時代が長く続いていました。昨年から早稲田大学が学業を優先した、早稲田アスリートプログラム(WAP)というライフスキル教育を独自に開始しました。少しずつではありますが、日本で学業を優先した取り組みの重要性が広がりを見せ始めました。しかし、今回の朝日新聞の記事で取り上げられている内容から、まだまだ大学での学生アスリートの教育支援が、ほとんど機能していないということが明らかになりました。
 私も今回の朝日新聞の記事の中で、少しコメントをさせていただいています。一部の大学だけ取り組めばいい問題ではなく、日本の大学すべてが取り組むべき問題です。5年後のオリンピック・パラリンピック開催を前に日本でスポーツ強化が叫ばれる今、活躍できるかどうか、素晴らしい結果が成し遂げられるかどうかということだけではなく、まずオリンピックの根本的な精神『オリンピックは勝つことではなく、参加することに意義がある』に立ちかえり、スポーツが社会にとって意味ある価値を創造すること第一に考え、文武両道の精神を置き去りにしてきた日本の大学から、その価値の創造と発信をすることが重要です。(つづく)

吉田良治さんプロフィール
 1962年生まれ。1998年にワシントン大学へアメリカンフットボーボールコーチ留学。2000年リーグ制覇、2001年ローズボウルに出場し、ローズボウル制覇に貢献。国家レベルのリーダーシップ教育に貢献した、ランブライト元ワシントン大学ヘッドコーチよりリーダーシップ教育を学ぶ。
 全米の大学で人格形成プログラム普及に貢献した、ライス元ジョージア工科大学体育局長よりライフスキル教育を学ぶ。

吉田良治さんBlog
http://ameblo.jp/outside-the-box/






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