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【GAKURINSHA TOPICS】
大学教育の行く先 4学期制度からみえるもの


 今年から東大は4学期制度を実施しています。そして、6月5日より農・薬学部などの一部学部では夏休みにはいっています。約3ヶ月の長期夏休みに学生に期待することは、短期留学、ボランティアなどを含めた学習・社会経験。東大は、他の学部でも今後、長期夏休みを実施する予定です。4学期制度を実施している早稲田大学では、目標と目的を下記のように示しています。

(1)在学生のサマー・スクールへの短期留学
(2)海外の学生の早稲田のサマー・スクールへの参加
(3)海外の教員が早稲田のサマー・スクールで教える
(4)早稲田から留学した学生の復帰をスムースにする


*文部科学省「学事暦の多様化とギャップタームに関する検討会議」資料より

 ここ数年、日本の有名大学がアメリカの大学を意識したカリキュラム編成を一部実施しています。在学生はもちろんのこと、海外から学生、教員も含めた人材を大学に集め、大学の活性化、グローバル化を推進していくのが目的です。
 そして、少子化が加速する日本において、大学側が示す“グローバル戦略”ともいえます。こういった流れ、意識は、海外では当たり前なのですが、日本の大学ではおこなってきませんでした。どちらかというと国内に目を向け、国内の企業との連携に終始していましたが、今後10年、海外の企業との連携は加速化し、日本の有名大学が気がついたら○○大学、日本キャンパスになっている可能性もあります。
 20年前、そういった大学が日本にも一部ありましたが、それとは違った本格的な大学がでてくることは時間の問題です。
 こういった状況の中、高校・中学校・小学校・幼稚園、そして民間教育機関の塾などは、英語を含めた外国語、外国教育・学習をどのように指導していくのかが求められます。すでに、学校レベルにおいては、文部科学省が推進するIB(国際バカロレア資格)を授業に導入する動きが活発化し始めています。また、幼稚園でも、英語を指導することは一般化しつつあります。言語指導のみならず、他国の文化を知るため、大学では学食において様々な国の料理を食べれる環境を整えています。
 この教育・学習の流れは、現在の30〜50代の子育て世代にとって、未体験の教育・学習ともいえます。30〜50代が受けてきた教育・学習は、学歴を身につけることが求められ、学歴を身につけることが優先された科目学習の指導を受けてきました。しかし、これから未来を生きる子どもたちは学歴という看板を掲げることだけでは、グローバルな競争のスタートラインにたてません。
 「自分には何ができるだろう?」この問いに対して、自分自身で考え、自分に何があって、何がないのかをまず分析し、自己評価できる力が必要です。そして、自分が進むべき道に対して、求められる能力があれば、求められることに対して、学んでいける力があるかどうかです。そして、失敗したり、間違ったりすることを恐れない強い心が必要です。このような力、心を育むことが子どもはもちろんのこと、大人にも求められます。
 4学期制度というところから、随分、飛躍した話になりましたが、文部科学省、学校教育機関が今までの形を大幅に変化、進化させることは20年前まではありませんでした。それをこの20年間、加速化させた理由は「今のままでは、未来を創れない」という意思表示なのです。
 今、教育は大きな転換期を迎えています。(北岡)




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