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Cross Road 
第47回 夏休み 文/吉田 良治


 今年も夏休みが始まります。子どもたちにとっては1カ月以上自由に過ごせる、待ちに待った長期休暇です。しかし、親にとっては日ごろ子どもが学校にいる間、子育ての心配をしなくて済みましたが、この長い夏休みに子どもが過ごす時間をどうスケジュール管理するかが課題です。特に小学生になるとリスク管理上も、子どもがひとりで過ごす時間を極力なくしていくことが重要です。
 専業主婦の家庭なら、子どもが家で過ごす分に大きな問題はないかもしれませんが、共稼ぎの家庭や父子・母子家庭になると、子どもが一人になる時間が増えるので、ある程度工夫が必要になります。例えば通常放課後の学童プログラムなどが、夏休み用として朝から夕方まで預かるサービスがありますので、それを利用するのが一般的かもしれません。またスポーツや勉強、音楽、etc...様々な習い事に参加するのもあるでしょうが、子どもが一日中同じことをし続けるということは難しいでしょうから、いろいろな組み合わせの工夫も必要でしょう。
 アメリカでは一般的に子どもがひとりでいることは、親が罪に問われます(州によって多少違いはあります)。それがたとえ家の中であってもです。日本以上に女性の社会進出や、片親家庭の子どもが多いので、親にとって夏休みは頭を悩ませる毎日のようです。
 2年前の6月にアメリカへ行った際、小学生の子どもを持つ友人(夫婦共働き)も、夏休みのスケジュールで色々と悩んでおられました。『前週子どもは5日間のスポーツプログラムに参加し、日中は仕事に集中できたのに、今週は子どもの予定の目処がたっていないので、父親か母親のどちらかが家に残らねばならない!』と思案していました。幸いご近所に住む子どもの友だちの母親から『来週ならうちの家でお宅のお子さんを預かるよ!』という申し出があり、翌週の子どものスケジュールの目処が立ちました。このような時はご近所の仲間たちとの助け合いも大事です。特に相手方は中国系の家庭なので、中国語を教えてもらえる!というメリットもある!と友人は大喜びでした。
 日本でも子どもの連れ去りなどの事件が多くなり、子どもを一人にしないようなサポートを増やすことが求められています。アメリカのように、子どもを一人にしない法的な罰則はありませんが、公的な機関のプログラムと、地域でのサポート体制を構築することも重要になります。
 先月シアトル・マリナーズが夏休み前の小学校を訪問し、毎年恒例の『D.R.E.A.M Team』プログラムを実施しました。そこでエースのヘルナンデス投手が、『夏休みになっても毎週本を2冊読みなさい!』と、ヘルナンデス投手自ら作成した絵本も学校へ提供しました。読解力を養い思考を鍛える上で、読書の時間を持つことはとても重要なことです。
 シアトル・マリナーズの許可を得て現在大阪の小学校で実施している『D.R.E.A.M Team』プログラムで、私もこのヘルナンデス投手の事例を基に、子どもたちに夏休み中に毎週本を2冊読みましょう!と指導をしましたところ、多くの子どもたちが、『私も本をたくさん読みます!』と感想文を書いてくれました。
 このプログラムを実施しているのは、放課後に子どもを預かる『いきいき活動』で、夏休みも朝から一日預かっていただけます。宿題を早めに仕上げることや、自由研究、その他長い夏休みの間、色々な経験ができるはずです。時間はたくさんありますので、毎日少しずつ読書をする時間も持ってください!(つづく)

吉田良治さんプロフィール
 1962年生まれ。1998年にワシントン大学へアメリカンフットボーボールコーチ留学。2000年リーグ制覇、2001年ローズボウルに出場し、ローズボウル制覇に貢献。国家レベルのリーダーシップ教育に貢献した、ランブライト元ワシントン大学ヘッドコーチよりリーダーシップ教育を学ぶ。
 全米の大学で人格形成プログラム普及に貢献した、ライス元ジョージア工科大学体育局長よりライフスキル教育を学ぶ。

吉田良治さんBlog
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