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教材出版 学林舎は学習教材の制作・販売、教育商材(理科実験工作教材・アメリカの教科書など)を取り扱っています。

【GAKURINSHA TOPICS】教育・学習現場の行き先 アクティブ・ラーニング

 アクティブ・ラーニングが注目されている。文部科学省は、アクティブ・ラーニングに関して「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。」と述べている。アクティブ・ラーニングが注目された背景には「従来の板書型の学習形態では、知識を得ることはできても表現力を含め、自立した人材育成ができない」と判断したからである。当然といえば、当然である。ただ、アクティブ・ラーニングに関しては、学習現場においては確立していないのが現状である。アクティブ・ラーニングは、板書型の授業と違って、時間も含めた継続性が求められる学習法である。そのため、現在の学習カリキュラムをアクティブ・ラーニングに変更することは現実的に不可能である。そのため、従来の学習カリキュラムとはちがったアクティブ・ラーニング専用の学習カリキュラムを形成する必要がある。私が知るところで、唯一アクティブ・ラーニングを効果的に実践している教育現場がある。千葉県木更津にある「暁星国際学園 ヨハネ研究の森コース」である。このコースは、従来の学習カリキュラムを自立学習という形式に変更することにより、アクティブ・ラーニングを学習する時間を創りだした。このコースでは、アクティブ・ラーニングと自立学習を中心に子どもたちは学習をおこなっている。このコースは開校して10年以上経ち、多くの表現豊かな卒業生を輩出している。
 ヨハネ研究の森コースは、特別なコースだからと位置づけられるが、アクティブ・ラーニングをアクティブ・ラーニングとして成立させるには、従来のカリキュラムや学習法をリセットする必要がある。そして、民間教育機関こそこのアクティブ・ラーニングに特化した学習コースをはじめる時期に来ている。(文/学林舎編集部)