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【GAKURINSHA TOPICS】学習の行き先 多様化する入試現場

 現在の小学6年生が受験する2020 年度から、大学の入試制度は大きく変わります。これま
で行われてきた「センター試験」が廃止され、これに代わって「大学入学希望者学力評価テスト(仮称= 以下略)」が導入されます。大学入試が変わるだけではなく、この大きな変革に対応するために、小・中学校、高等学校の入試形態にも変化が現れ、入試の多様化が
進むと考えられています。

■大学入試 
 2020 年度から導入される「大学入学希望者学力評価テスト」は、これまでの「知識・技能」偏重ではなく、「思考力・判断力・表現力」を評価するものになるとされています。「大学入学希望者学力評価テスト」は、これまでの「センター試験」にはなかった記述式の問題や、選択式の出題においても複数の解答が成立する「連動型複数選択問題」の導入が検討されるなど、マークシート方式で公平に採点することに主眼をおいた「センター試験」とは大きく変わります。特に、英語においては、グローバルな人材の育成を背景に、「話す」「書く」「聞く」「読む」の4つの能力を評価する出題が検討されています。
 また、各大学個別の入試にも変化が生じると考えられています。文部科学省は、各大学にアドミッション・ポリシー(どのような能力・意識をもった学生の入学を希望しているのかという方針)を明確に打ち出し、これに基づき、受験者の学力を多面的・総合的に判断する入試選抜を行うことを求めています。したがって、各大学は、それぞれのアドミッション・ポリシーを打ち出し、それに基づく多様な入試(小論文・面接・集団討論・高校での活動成果の報告文提出、プレゼンテーションなど)を展開すると考えられます。この他、筆記による試験だけではなく、コンピューターを利用したCBT(Computer Based Testing)方式の導入なども検討されています。

■小・中学校入試
 2020 年の大学入試改革を背景に、小・中学校入試にも新しい形態が増えてきています。基本的には過年度の出題傾向を踏襲したものがベースになりますが、ここに、資料を見て考えて記述する適性検査型の出題や、事象に対して自分の考え方を表現する思考力型の出題、自己PRを含む作文、面接などを加える学校が増加し、多様化が進んでいます。また、小学校英語の教科化が進められていることなどから、入試科目の選択に英語を加える中学校も確実に増加してきています。

■高校入試
 高校入試でも、過年度の出題傾向を踏襲した出題をベースにしつつ、 2020 年度の大学入試改革を見据えた「思考力・判断力・表現力」を問う、適性検査型の問題、思考力型の問題の増加が予想されます。これらの新傾向の問題は、教科内容を暗記したり、詰め込んだりしただけでは答えを導くことはできません。日常的に、疑問をもつ姿勢や疑問を解決しようとする意欲、解決に導くための論理的な思考力を育てていくことが求められています。(文/学林舎編集部)


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