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【GAKURINSHA TOPICS】入試の行き先−2017年度の入試傾向


 2017年度の中・高校、大学入試の傾向を、過去3年を振り返って分析、解説


 文部科学省は、大学入試制度の大幅な改革などを柱とした「高大接続改革実行プラン」を策定しました。この改革の中心となるのが「思考力・判断力・表現力」の重視です。このような改革が行われる背景には、国際化やグローバリゼーション、ICT の進展による変化があり、これらに対応していく力をつけさせるために、これまでの1点刻みの得点争いから、思考力や判断力を重視する試験形式への転換が実施されています。これらを踏まえて、2017 年度の入試傾向を、過去3年を振り返って分析、解説していきます。

■大学入試(センター試験) の傾向
 2016 年度より全教科が新課程対応となりました。科目別にみると、英語ではリスニング問題において、従来の長文内容を聞き取る形式から、3人の会話を聞く形式となり、思考力と判断力が求められる内容でした。長文問題においては、総語数が若干減りましたが、実践的なコミュニケーション能力、論理的に読み解く能力を問う新課程に沿った傾向となり、2017 年度もこれが踏襲されると予想されます。国語では、身近なテーマを題材にした評論文、小説、古文・漢文からの出題で、出題形式も大きな変化はありませんでした。今年度は例年に比べ問題が易しくなったことから、来年度は多少難易度が上がると予想されます。数学では、数学T・Aの必修問題が3題から2題に変更されました。来年度も、基礎的な問題から思考力を問う問題まで幅広く出題されると予想されます。社会では日本史において、例年出題されていた第1問の会話文形式の問題が学生の日記形式に変わりました。理科では、地学基礎において計算問題の減少が見られましたが、全体的に大きな変更はありませんでした。社会と理科は暗記のみではなく、資料を正確に読み取る力が必要になると予想されます。
 
■高校入試の傾向
 英語では、自分の考えや体験などを英語で書く問題が出題されており、英語で表現する力が求められています。国語では、論説文、小説、古文・漢文などから構成されており、従来と大きな変更はありませんでしたが、記述問題が増加傾向にあります。数学では、従来の問題に加えて、おもに資料の活用などの問題が増加傾向にあります。社会では、地理・歴史・公民の3分野からまんべんなく出題され続けています。傾向としては、資料の読み取り問題や記述問題などが増えており、知識の暗記だけでは解くことが難しい内容になっています。理科では、実験や観察の観点からの出題が増えており、科学的根拠に基づいて説明する能力が求められています。2017 年度も全体的に、「思考力・判断力・表現力」を問う問題の増加が予想されます。

■中学入試の傾向
 全教科で、適性検査型の問題が増加傾向にあります。国語では、物語文・論説文の読解問題が基本となります。記述問題はほとんどの学校で出題されていることから、字数制限内でまとめる表現力が求められます。算数では例年通り、基礎的な知識や計算力を問う問題から、処理能力や思考力を問う問題まで幅広く出題されています。社会では、歴史・地理・公民が幅広く出題されます。知識の暗記のみでなく、資料問題や記述問題に対応できる力が求められます。理科では、物理・化学・生物・地学が幅広く出題されます。地震や台風などに関する時事問題の比率が増加していることから、2017 年度も理科という枠にとどまらず、他教科との横断型の問題が増えると予想されます。 (文/学林舎編集部)



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