本文へスキップ

教材出版 学林舎は学習教材の制作・販売、教育商材(理科実験工作教材・アメリカの教科書など)を取り扱っています。

【GAKURINSHA TOPICS】教育の行き先 国際バカロレアの行方

□国際バカロレアとは

 国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)とは、スイスのジュネーブに本部を置く教育団体、国際バカロレア機構が提供する教育プログラムです。
 このプログラムは、世界で生き抜く力を身につけ、国際的な視野を持った人材を育成するとともに、国際的な大学入学資格(国際バカロレア資格)を与えることで、大学進学への門戸を広げることを目的としています。

□国際バカロレアの教育プログラム

 国際バカロレアには、生徒の年齢や進路に合わせた4 つのプログラムがあります。

1. プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)
 3 歳〜 12 歳を対象とした、初等教育プログラム。

2. ミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)
 11 歳〜 16 歳を対象とした、中等教育プログラム。

3. ディプロマ・プログラム(DP)
 16 歳〜 19 歳を対象とした、高等教育プログラム。
 所定のカリキュラムを2年間履修し、試験に合格すると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)を取得できる。

4. キャリア関連プログラム(CP)
 16 歳〜 19 歳を対象とした、キャリア教育プログラム。

 どのプログラムにおいても、知識詰め込み型の授業ではなく、討論や探求型学習のアクティブ・ラーニングを通して、自発的な学習が求められます。例えば、ディプロマ・プログラム(DP)においては、履修科目に関連した分野についての研究結果の論文やグループ・ディスカッション、教科の枠を超えた芸術活動や身体運動、奉仕活動などが必修科目として組み込まれ
ています。

□日本における国際バカロレア ディプロマ・プログラム(DP)

 文部科学省は、2018 年までに国際バカロレア認定の高校を200 校まで増やすことを目標に掲げています(2017 年4月1日現在、日本における国際バカロレア認定校は20 校)。
 日本の学校が国際バカロレアを導入するには、「外国語での授業」という大きな壁がありました。当初、授業は英語・フランス語・スペイン語のみでの実施が認められていたため、インターナショナル校の生徒や帰国子女のための教育制度、という見方が大きかったのです。しかし現在では、経済、歴史、生物、化学、物理、数学などで日本語の使用が認められており、授業を実施しやすくなったことから、今後さらに導入が進むと予想されます。
 また、大学入試センター試験が2020 年1月の実施をもって廃止されることに先立ち、国際バカロレアの資格や成績を、入試に活用する大学も増えてきました。

□日本における国際バカロレアの今後の展望

 現在は大学入試に直結するディプロマ・プログラム(DP)が特に注目を集めていますが、グローバル人材育成を目指す今後、プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)やミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)にも、ますます注目が集まることになるでしょう。(文/学林舎編集部)


学林舎では国際バカロレア資格に対応した教科書を扱っております。

国際バカロレア資格( International Baccalaureate)対応教科書購入

*学校・図書館・官公庁機関・企業の皆さまへ
 公費で決済ができる「公費請求書発行」をご選択下さい。教科書購入の際にご活用下さい。見積書・納品書・請求書をご希望の場合は、宛名を備考欄でご連絡ください。



【関連記事 学林舎情報より】

求める英語力

 私たちが子どもに求めている英語力とは、母語である日本語と同じように使える英語力が理想です。そう考えると英語を母語とする学校教育、学習を取り入れることが一番の近道といえます。日本国内でいえば、アメリカの高校、大学に進学を目標とするインターナショナルスクールに通うことが一つの方法です。しかし、費用や母語の日本語教育などの問題がインターナショナルスクールに通う場合、課題の一つになります。
 そのため、99%の子どもは日本の学校に通いながら、どう英語力を習得するのか、させるのかがキーワードになります。現在の公立レベルの英語学習では、私たちが求める英語力とは大きな距離があります。実際、高校の英語教科書のレベルは、アメリカの小学校低学年レベルの英語です。この距離を埋めるには、アメリカの中学生、高校生レベルの英語学習をしなければ、埋まることはないと考えます。では、まず何をしなければいけないのでしょうか?その一つにアメリカの小学校、中学校、高校の子どもたちが学習の基本とする教科書を基盤に学習する方法があります。私たち日本人が学校教育の中で学習基盤として70 年以上、取り組んでいる方法です。問題なのは、アメリカの教科書を使って指導できる先生が日本国内には少ないということです。英会話教室などのネイティブの多くは、母国で学校の先生をしていたわけではないので、教科書を使っての指導は個人差があります。この指導者の個人差を埋めるには「アメリカの学校の教科書を使って指導できますか?」という仕切りを設けた上で、超えていく指導者と出会えるかにあります。もしくは、学校での指導経験がある先生に指導を受けるかにあります。こういった状況の中、個人レベルですが、アメリカの教科書を使って指導する教室、家庭教師がここ数年増えています。家庭教師を受けている子どもの保護者の声を聞くと「インターナショナルスクールに通うことはできないけど、そこに通う子どもと同レベルの英語力をつけたい」「将来の選択肢(進学、就職)を増やすために」「子どもには使える英語力を」など。こういった声を聞くと日本人が求めている英語力は、ここ数年、変化、変容しているように思います。シチュエーション英会話ではなく、英語で伝える表現力を求めているのです。そのためには、英語を学習するのではなく、英語で学習しなければいけないのです。(文/北岡)




バナースペース

教材出版 学林舎

〒661-0035
兵庫県尼崎市武庫之荘3-19-3

TEL 06-4962-5876
FAX 06-4962-5877
e-mail info@gakurin.co.jp