本文へスキップ

教材出版 学林舎は学習教材の制作・販売、教育商材(理科実験工作教材・アメリカの教科書など)を取り扱っています。

学林舎NEWS 2016.12.22 考えつづけることが道を拓く

考えることって?

 世界が国を超えてつながっていく社会において、子どもにとって必要な生きる力は何なのでしょうか? 「お金を稼ぐ力」「人を愛する力」などなど、いろんな答えが聞こえてきそうです。たしかに、お金を稼ぐと好きなものを食べ、服なども買うことができます。それは目に見えるもの(物質的)。もうひとつは、人との関わり、気持ちの充実。それは目に見えないもの(観念的)。この2つに共通していえることはなんでしょうか?自分以外の人間がいなければ生きていけないということです。つまり、人と人との関係で成り立つ社会があるから、愛があり、ものやお金があります。私たちが考えつづけなければいけないのは、ものごとが発生するには、なんらかの「すじ道がある」ということです。たとえ、目に見えないもの(計算できない)があったとしても、「すじ道」がかくれているだけなのです。例えば、子どもが○○大学に行きたいとします。しかし、「今のお子さんの学力ではいけない」といわれたとしましょう。そこで、どう考えますか?

1.あきらめようと促す 2.頑張ろうと励ます

 ここで気づいてほしいのは、1、2の選択は「気持ち」という極めて感性的なものです。
たしかにこういった考え方でものごとを決めることも、ときには必要かも知れません。しかし、この場面ではあきらかに、すじ道をたてて考えることが必要ではないでしょうか。まず、大切なのは場面によって論理的な判断をするか、感性的な判断をするかの判断基準をすじ道をたてて考えられるかということです。この場面では、○○大学への受験までどれくらい時間があるかということをまず分析し、足りないものは何かということを子どもに文章化、整理させます。その上で、可能性のパーセンテージを計算して、いくつかのパターンを想定することが重要です。
 まとめてみると、

(1)その場面での判断の基準が適切かどうかを考える。
(2)自己分析する。
(3)分析結果に基づいて実行可能の計画をたてる。


 この3つが、ものごとを考える時、重要になってきます。

思考速度を上げることによって何が変わる!?

 では、この(1)〜(3)を実生活において考えてみます。
 実生活は、毎日が同じようでも、実は同じ「時」など一度もありません。同じことの繰り返しなどと思って「おもしろくない日々」を送っているとしたら、あとでとんでもない目にあいます。
 「同じことの繰り返し」と感じているのであれば、時間より思考スピードがおそいから、そう感じるのです。つまり考えていないからといってもよいかもしれません。
 「変化に気づかない」あるいは「変化をキャッチできない」。
 昨日の友達と今日の友達の変化、身近な状況の変化をキャッチし、自分がそれにどう向かい合えるかを考えるだけで、昨日の世界と今日の世界は変わっているはずです。さらには変化を予測できる能力さえもできはじめます。
 予測は、状況を読みとることから始まります。現場での情報収集、さらに予測を仮定する能力、情報収集から情報処理までのスピードがポイントとなります。
 まとめると、「考えることのスピードを上げることにより、人生の時間は、大きく変わる」ということです。

 最後に、生きていく中で、考えることができない、考えることが煩わしいと思う瞬間は多々あります。しかし、考えることでしか、問題、課題、目的を超えていく道は拓けないと私は考えます。そして、考えたことを半歩でも、一歩でも継続、実施することが社会で生きていく力、経験力を高めていくことにつながるのです。(文/学林舎 北岡)