2020.04.02
表現力をどう育てる
この4月から小学生の教科書が新学習指導要領を含んだ教科書に改訂されます。
単元の追加や移動に関しては、2019年学習の行き先 小学校教科書改訂―算数編をご覧下さい。
この教科書改訂のメインテーマは「各科目において表現力を育てる」です。
算数を例に考えてみると、
1.「すじみちを立てて考えられる力(論理的思考力)」
2.「ものごとをいろいろな角度から見れる力(発想力)」
3.「もっている知識をいろいろなことに使える力(応用力)」
論理的思考力、発想力、応用力を身につけることが算数的表現力を育てる=新学習指導要領の目的ではないでしょうか。
他の科目でも算数で示した力を身につけることが求められます。
例えば、「すじみちを立てて考えられる力(論理的思考力)」について、「すじみちを立てて考える」ことの反対は何でしょう。「感情的に判断する」ことだと思います。
「すじみちを立てて考える」ことは、子どもたちが今後生きていく上でとても必要なことです。算数という科目学習だけでなく、人生においても重要なのです。算数の問題の難しさは、どこからやってくるのでしょうか。ひとことでいえば、正答に至り着くまでの処理数にあります。計算でいえば、2+3という計算の処理数は1。ところが、10-2×3では処理数は2×3と10-6の2回となります。このように、どのように条件を使えばよいのかを<考える>ことが算数の学習でえられることなのです。
成長する思考力GTシリーズ算数では、こういった学力・能力の育成を中心に学習していきます。
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