2021.06.22

星と月が一緒に観察できる早見板ー星空観察

 6月、ヘルクレス座は、明るい星が少ない上に、星の配列に特徴がないことから、非常に見つけにくい星座です。6月中旬の午後8時頃から天頂よりやや南のところにはオレンジ色の1等星アルクトゥルスが輝いています。まず、この1等星を見つけることが、ヘルクレス座を見つける第一歩となります。次に東北東の中天では青白い1等星ベガを探してみます。このベガとアルクトゥルスの間にヘルクレス座はあります。
 ヘルクレス座は、H字形のデルタ星、ベータ星につづく星の列をたどっていくと、その姿が自然と浮かび上がってきます。
 学林舎では、星空観察の教材のひとつに「星と月が一緒に観察できる早見板」の取り扱いをおこなっています。

 

星空観察ー星座早見盤

 

星空観察ー星座早見盤

星座早見版内容

・大型星座早見板&月の早見板
・記録用紙(星・月)
・経度補正シール
・説明書

 

 

星座早見盤特徴

・プラシートを使った、完成品の大型星座板&月の早見板です。
・全天星座板で、星の並び方がよくわかります。
・月日をあわせるだけで簡単に観察できます。
・日の出、日の入時刻などを知ることができます。
・星の動き、月の動きが記録できる記録用紙付です。
・星座板は光を蓄える特殊なインキで印刷してあるので、夜・野外での観察が楽にできます。
・全国どこでも正しく観察できる時刻補正目盛と、3地域の地平線入り。

星空観察ー星座早見盤

星座早見板の使い方

1. 星座板を回し、観察したい月日と時刻目盛りを合わせる。
2. 観察したい星空の方角に向く。
3. 星座板の方位を合わせる。( 北の星空を観察する時は、北を下にして持ち、頭上にかざすようにして星空とくらべる)

 

星空観察ー星座早見盤

 

経度補正の仕方

※近畿・四国・中国・東海・北陸(E135度)地域の方は補正する必要はありません。

同月日、同時刻であっても、観測者の経度(観測場所)により星の見る範囲が変わります。 この星座早見板は観測場所に合わせて経度を補正することができます。

1. 経度補正用のシールを、カバーに記載の観測場所のところ(E140、E130など)に貼る。 (書いてある地域を参考に、近い場所を選ぶ)
2. 星座板を回し、観察したい月日と時刻目盛りを合わせる。
3. そのときの、(E135)の日付を覚える。
4. 経度補正用のシールを、(E135)の日付に合わせる。 これで観測場所に合った星空が星座板に表れます。

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