子どもの成長に必要な思考力を伸ばす!GTシリーズ国語を活用しよう
成長する思考力GTシリーズ国語は、子どもたちが文章に対する理解力を深めることを目的としています。このシリーズは、級が上がるにつれて、文章量や記述量が増えていくため、読解力が求められます。また、選択問題がないため、読解力を高めることが重要です。
10級や9級の問題では、文章量が少なく、要点を理解すれば正答を導き出すことができます。一方、8級以降の問題では、文章をしっかりと読み、内容を理解することが重要です。これは、物語文や説明文など、文章の種類によって正答率が異なることを示しています。
「文のしくみ」や「絵を見て」の問題は正答率が高い一方で、「物語文」や「説明文」の問題では正答率が低くなってしまうことがあります。これは、文章の種類によって必要な読解力や理解力が異なるためです。
そこで、正答率を上げるためには、まずは文章の種類について理解することが大切です。物語文や説明文など、文章の種類によっては、文章の構成や文法、表現方法が異なります。そのため、それぞれの文章に必要な読解力や理解力を磨くことが必要です。
また、文章を読むときには、文章全体の流れを把握することが重要です。文章の冒頭や結末、主題や論点など、文章のポイントをしっかりと把握することで、正答率を上げることができます。
文章を読むときには、自分なりの読み方を見つけることも大切です。例えば、文章を音読する、文章を要約する、キーワードをメモするなど、自分に合った読み方を見つけることで、文章をより深く理解することができます。
以上のように、文章の種類に合わせた読解力や理解力を磨き、文章全体の流れを把握すること、そして自分に合った読み方を見つけることが、正答率を上げるために必要なポイントとなります。
小学校2年生の子どもに成長する思考力GTシリーズ国語9級を学習させていますが、できるときとできないときの差があります。理由は明確で、子ども自身、その文章、問題に興味がある時はグッと集中しますが、興味のない文章や問題になると集中力が落ちて、ケアレスミスや問題を解きたがらない状況があります。子どもによって、様々な状況があると思いますが、学習計画通りにとにかく進めたいという子どももいれば、学習計画通りに進められない子どももいます。また、その日によって集中力の持続性は小学校低学年度はバラツキが多いと思います。そういった子どもたちを指導する場合、状況に応じて学習方法や指導を微調整する必要があります。大人でもそうですが、集中しきれていないときの仕事はミスが多くなります。大人の場合は、リカバリーの方法や経験があるためミスを補うことができますが、小さい子どもであればあるほど、集中力がキレてしまうともう一度集中させるには、時間や場の変換が必要になります。
例えば「今日はこの一問だけがんばってみよう」「あと5分だけ集中してやってみよう」「どの問題だったらできそう」「5分休憩して、3分考えてみようか」「お父さんが読んでみるから、どんな文章の内容か書いてみようか」「場所変えてみようか」など様々な方法を取り入れながら微調整する必要があります。こういった微調整をしないで学習に向かうことのできる子どももいます。特徴的なのは「読むのが好き」「書くのが好き」「考えること(想像すること)が好き」という子どもです。そういった子どもの特徴に「本を読むのが好き」が共通点としてあります。ただ、そういった子どもは単純な学習、繰り返しの学習が苦手なため、学校の授業や宿題に苦労をしているという声を保護者の方からよく聞きます。
子どもの学習にとって何が大切なのかを自問自答を私自身いつも考えていますが、結局のところ大人ができることは環境を整えて、見守り、共に学ぶしかないと考えています。教材は、学習環境の素材のひとつにしかすぎないと。それをどう子どもに提供して、学習するのかは子どもの判断であると半分思っています。半分思っているというのは、子どもに強制的に支配的に学習をさせたくないという思いがあるからです。ただ、成長する思考力GTシリーズ国語、算数を5級まで小学校のうちに学習できれば、中学校、高校に行ったときに必ず成果となって「やっててよかった」という実例をたくさん見てきていますので、してほしいという気持ちも大きいです。
一部の学校でも成長する思考力GTシリーズが活用され始めています。成長する思考力GTシリーズを通して、学習者である子どもが学習する意味を感じていただければと願います。(文/学林舎 北岡)
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