中学受験は、現在では非常に競争率が高く、志望校に合格するためには、小学校の段階からしっかりとした基礎学力を身につけることが必要です。そのため、進学塾では、成長する思考力シリーズＧＴを中心に利用しているケースがあります。
　成長する思考力シリーズＧＴは、小学校の5年生までに終了（5級まで）することが望ましいとされています。進学塾では、国語と算数の5級を小学校5年生の3学期までに終了させることが目標とされています。一部の進学塾では、5年生の1学期にはすでに5級を終了しているというケースもあります。
　10～5級を通過することにより、小学生範囲の基礎・応用学習を身につけたことになります。そして、4～1級に関しては、受験で出題されるような問題を中心に構成されています。志望校対策と同時に進めていき、夏期などのまとまった時間が取れるときに学習する場合があります。
　関東のある進学塾では、2～3級を繰り返し学習する場合もあります。これは、基礎学力をしっかりと身につけるために、繰り返し学習することで理解を深めるためです。また、関西の方では、難関校である灘、甲陽、六甲などを受験する子どもたちに対して、4～1級あたりを小学校5年生の3学期までに終了させ、6年生は志望校対策をおこなっている進学塾もあります。
中学受験は、志望校に合格するためには、小学校の段階からしっかりとした基礎学力を身につけることが必要です。

　成長する思考力シリーズＧＴは、子どもたちが自分自身で考え、問題解決能力を高めるための教材です。しかし、中学受験に向けて学習することも可能です。ただし、中学受験に合格するためには、成長する思考力シリーズＧＴだけでなく、他の中学受験対策教材や学習塾、家庭学習なども必要です。

　教材は、子どもたちが学ぶ上で欠かせない存在です。しかし、教材をただ与えるだけでは、子どもたちの学びには限界があります。指導者が教材をどのように使うか、子どもたちがどのように学ぶかによって、教材の効果は大きく変わってきます。
　成長する思考力シリーズＧＴは、22年以上もの間、教材として素材として、魅力あるものだと判断していただいている指導者、学習者の皆様に感謝しています。彼らの声を大切にし、教材の“証”を維持するだけでなく、常に変化を提案することで、教材、素材として、成長する思考力シリーズＧＴを目指しています。
　例えば、教材を使ったアクティビティを工夫することで、子どもたちがより深い理解を得られるようになります。また、教材を使って、現実世界との関連性を示すことで、子どもたちの学びがより実践的になります。
　教材は、指導者と学習者の双方が協力して使うことで、最大限の効果を発揮します。学林舎は、教材としての成長する思考力シリーズＧＴが、指導者と学習者の協力によって、より成長していくことを期待しています。（学林舎／北岡）