2024年 学林舎教材デジタルカタログ
2024年学林舎教材デジタルカタログ発行のお知らせです。
学林舎が伝えたいこと
デジタルとアナログの共存を目指して
新型コロナウイルスの影響で、学習方法はアナログからデジタルへの移行が進んだ。
しかし、学習評価はまだ主にアナログな方法が使われている。入試などの大きなテストでは、記述力を求めるためにはアナログな方法が必要だ。現在の子どもたちはデジタルな活動に没頭しており、日本社会全体もデジタル化に向かって進んでいる。
現在のデジタル学習の効果に疑問を感じる理由は、「考える力」と「表現する力」を育てるのは難しいと考えているからです。デジタル学習では、選択肢が多くても問題の本質を自己表現として獲得することが難しいと思います。
しかし、デジタルツールを使うことで、自己表現の機会が広がる。例えば ZOOM を使って意見を発表したり議論に参加したりすることができる。デジタルは利点も欠点もある。
利点は学習の幅が広がり情報に触れられること、コミュニケーションや協働の機会が増えること。欠点は情報の選別能力や集中力の低下、情報の氾濫などの課題。自己学習の能力が求められるため、自己管理や自己指導力も重要です。
デジタル学習は今後ますます重要な役割を果たしていくことは間違いありません。
しかし、アナログな学習方法も重要であり、学習の目的や内容に応じて適切に使い分ける必要があります。どちらの方法も長所と短所がありますが、両方を組み合わせて活用することで、より効果的な学習環境を構築することが学習現場に求められます。
学林舎は、学力評価の出口であるテストのデジタル化が進まない現在において、反復トレーニングなどの学習以外でのデジタル化は、学習効果が見込めないため、教材のデジタル化はおこないません。
実績を求められる進学塾などでは、現在もアナログ学習が中心です。これは、受験がアナログだからです。知識力、読解力、記述力の練習が必要なのです。また、アナログ教材には、手書きで解答をすることで脳に刺激を与え、記憶力や思考力の向上につながるという利点もあります。
しかし、現在の日本は円安の影響で輸入に頼っているため、物価高騰が起きています。そのため、印刷費や輸送費用が日々変動しており、経済的な負担も増えています。このような状況の中で、学林舎ではコスト削減のため、一部の教材においては、教材データ(PDF)を提供し、タブレットなどのデバイスに表示させてノートに解答していくという方法を提案いたします。
デジタルデータを提供することで、印刷費や輸送費用を削減することができます。また、デジタル教材は再利用が可能であり、学習者がいつでも必要な時にアクセスできるという利点もあります。さらに、デジタル教材はインタラクティブな要素を取り入れることができ、子どもたちはより自分のペースで学習できるようになります。
学林舎では教材の在り方について、時代に合った方法を常に考えています。デジタル教材の導入についても、学生たちの学習効果や学習スタイルに合わせて柔軟に対応しています。もし、デジタルデータを希望される場合は、ご相談ください。学林舎では、より効果的な学習方法を提案するために、常に最新の教育技術に目を向けています。
学林舎は、教材を通じて子どもたちの学力向上を支援することを使命としています。アナログ教材にこだわる一方で、デジタル教材の有効性も認識しています。学習効果を最大化するために、学林舎は常に進化し続けることをお約束します。どんな学習スタイルにも対応し、学生たちが自信を持って学び続けることができる教材を提供していきます。ご相談やご要望があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。 (文/学林舎 北岡)
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